ＢＡＲ

　いらっしゃいませ。　BAR　BOSHIZM　へようこそ。

　オシャレで美味しいカクテルと素敵な夜のひとときをお楽しみください。

今夜のおすすめカクテル 　　「モッキンバード」
テキーラ 　　　　･･･３０ｍｌ 　　　　ペパーミントグリーン 　　　　・・・１５ｍｌ 　　　　ライム果汁 　　　　･･･１５ｍｌ			材料をシェイク。

　　清々しい色とキリッとした味わいのカクテル。

　　モッキンバードは森に生息する“モノマネ鳥”のこと。
　

　　男　　　　「マスターどうしたの？　今日は顔色が悪いぞ。」

　マスター　「ギネス記録に挑戦しようとして失敗しちゃいましたよ。」

　　男　　　　「ギネス記録？　どんな記録？」

　マスター　「賞味期限が２年過ぎたマヨネーズのイッキ食いです。」

　　男　　　　「そんな記録あるの？　初めて聞いたよ！」

　マスター　「誰もやってない事だからギネスに載せてもらえるかな、と。」

　　男　　　　「で、イッキで完食できたの？」

　マスター　「した事はしたんですが、自分１人だったんで誰も証人がいないんです。」

　　男　　　　「はぁ･･･。　ヒマ人だねぇ。」

　マスター　「とにかくオナカが痛いんですよ。大腸のあたりで鼓笛隊が演奏を始めてます。」

　　男　　　　「ずいぶん下品な鼓笛隊だな。　笑えないよマスター･･･」

　マスター　「とりあえず何か違うコトで気をまぎらわせたいですね。」

　　男　　　　「じゃあマスター、誰かのモノマネでもしてよ。」

　マスター　「はぁ･･･　誰のモノマネがいいですかねぇ？」

　　男　　　　「そうだねぇ。　文句マンは？」

　マスター　「ウシャシャシャ･･･！　オレ様のモノマネをするとはキサマ４億６千万年早いわ！」

　　男　　　　「あははは！　似てる似てる！　やるねぇマスター！」

　マスター　「そういえばモッキンバードってカクテルご存知ですか？」

　　男　　　　「？」

　マスター　「モノマネ鳥って意味なんだそうで。飲んでみます？」

　　男　　　　「へぇ、飲んだことないなぁ。　ちょっと作ってよ。」



　マスター　「いかがですか？」

　　男　　　　「サッパリしてるカクテルだねぇ。　ミントがいい感じだね。」

　マスター　「ウシャシャシャ･･･！　ミントだけに飲んでみんと！」

　　男　　　　「･･･笑えないよマスター･･･」

　マスター　「･･･！？」

　　男　　　　「どうしたの？」

　マスター　「今のウシャシャシャの時に･･･ちょっと･･･おなかに力が入って･･･その･･･あの･･･」

　　男　　　　「まさか･･･！？」

　マスター　「１分前に戻れマシーンがあったらいいと思いません？」

　　男　　　　「･･･笑えないよマスター･･･　俺、帰ってもいい？　っていうかオマエが帰れ。」

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　　第３回　ブルー・ダイキリ　　　　　第４回　ソルティー・ドッグ

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