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いらっしゃいませ。 BAR BOSHIZM へようこそ。
オシャレで美味しいカクテルと素敵な夜のひとときをお楽しみください。
今夜のおすすめカクテル 「スティンガー」 |
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ブランデー ・・・45ml ペパーミントホワイト ・・・15ml |
材料をシェイク。 |
ミントのキリッとした味わいの中にブランデーのコクが潜むカクテル。
スティンガーとは「針」「風刺」「皮肉屋」という意味を持つ。
女 「今夜は地元でも皮肉屋で知られている二階堂さんを連れてきました。」
二階堂 「はじめましてマスター。素晴らしく掃除のいきとどいた綺麗な店だね。」
マスター 「あ、そんな所にホコリが。・・・さすがは皮肉屋で有名なだけありますね。」
女 「この人、カクテルもスティンガーしか飲まないのよ。」
マスター 「徹底してるなぁ。さっそく作りましょう。」
二階堂 「見事なシェイクだな。水滴が飛んできて涼しくなったよ。」
マスター 「あ、すいません!・・・どうぞ。」
女 「美味しい!アルコール強いのにサッパリしてて飲みやすいわ。」
二階堂 「うむ。こんな独特で美味しいスティンガーは他にないね。どの一流ホテルのバーでも飲めない複雑な味だな。」
マスター 「はぁ・・・誉めてるんですか?それ。」
女 「あれ?最近マスターやせたんじゃない?」
二階堂 「さすがゴキブリのメスが発情するほどモテる男は気苦労が絶えませんなぁ。」
マスター 「いや、あの・・・そういうワケじゃ・・・。お店の経営がうまくいってないだけです。」
二階堂 「こんなありえないくらい素晴らしい店と素晴らしいマスターがいるのにかい?」
マスター 「ホントに誉めてるんですか?それ。」
二階堂 「怒るなよマスター。ドブネズミがゲロ吐くくらいのイケメンが台無しだぞ。」
マスター 「はぁ・・・。」
二階堂 「さて、そろそろ行こうか。凡人の一生ではとても経験できないような無駄な時間を使ってしまった。」
マスター 「ホント、人間のよく出来た人ですね、アナタ。」
バックナンバー ↓
第1回 カリフォルニアサンセット 第2回 エル・ディアブロ
第3回 ブルー・ダイキリ 第4回 ソルティー・ドッグ
第5回 ディジー・デーム 第6回 X・Y・Z
第7回 エル・プレジデンテ 第8回 コープス・リバイバー
第9回 ミリオンダラー 第10回 モッキンバード
第12回 ゴッドファーザー BACK
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