知ってるつぼり !?

 〜 偉人たちの素敵な足あと 〜


    第1回

      ボリストテレス




           〜 哲学の世界に一石を投じた寂しがり屋の異端児 〜


              生没年不明

          紀元前 400年?  ・・・   マケドニアあたりで生まれる

          紀元前 390年?  ・・・  ライバル・ボズマンとの出会い

          紀元前 355年?  ・・・  哲学に目覚めたっぽい

          紀元前 348年?  ・・・  死去


 

  古代ギリシャ時代の哲学者。

  かのボズマンのライバルでもあった。

  「ラーメンって哲学だよな。」が口ぐせ。


  幼少時、孤児院で育つ。・・・ボズマンとはそこで出会う。

  12歳のとき、母をたずねて三千里の旅に出る。

  が・・・ノーヒントだったので、結局見つからないまま生涯を終える。


  極度の寂しがり屋。よく母の夢を見ては枕を濡らした。

  しかし全く顔を知らなかったので、毎回出てくる顔が違う。



  45歳のときに立ち寄った町で哲学を学んだ。

  「人間とは何ぞや」と考えながら行きつけのラーメン屋でラーメンをすするうち、

  いつしか「哲学 = ラーメン」という世紀の勘違いに陥ってしまう。

  しかし、この勘違いが後世に「ラーメン的人間学理論」と呼ばれ、世界に広まった。



  ある時、ラーメン屋に新人のアルバイトが入ってきた。

  なんと幼少時に親友でありライバルであったボズマンであった。

  お互いの理論をカウンターの中と外でぶつけ合う二人。

  そんな日々が続いていくうちに悲劇は起きた。


  ボズマンのヒゲが衛生上好ましくないと考えた店長が、ボズマンに

  「ヒゲを剃ってこい。さもなくばクビにするぞ。」と脅したのだ。

  哲学者にヒゲは不可欠だと思っていたボズマン・・・

  目に涙を溜めながらボリストテレスに相談をもちかけた。

  同じ哲学者であるボズマンのために、一睡もせずにボリストテレスは考えた。

  そして出た結論が・・・



  「はずしたり付けたりできるヒゲならギリギリセーフなんじゃねーの?」



  そう・・・人類初の「つけヒゲ」の誕生だ。

  サムライにはちょんまげ。哲学者にはヒゲ。

  ボズマンは哲学者の命ともいえるヒゲを失うことなく、(実際には剃ってしまったのだが)ラーメン屋のアルバイトを続ける事ができたのであった。



  「ヒゲの無い哲学者は麺の無いラーメンと何ら変わりない」



  紀元前のギリシャやローマで活躍していた哲学者たちの彫刻や肖像画を思い出してほしい。

  皆、立派なヒゲをたくわえているだろう。

  彼らのヒゲはボリストテレスが生み出した「つけヒゲ」だったのかもしれない。



  52歳で他界。

  死因はラーメンの玉子による食中毒であった。





 「人間の存在理由を考えるより、美味しいラーメンのスープを作る方が遥かに難しい」

                    〜 ボリストテレス 〜 





      
第2回 ボーツァルト  第3回 西郷 丼
     第4回 コロンボス
     第5回 ボジソン
     第6回 坊之津 満成  第7回 ボイチンゲール
     第8回 ボゥジュマーヌ  第9回 坊津田 信玄
     第10回 ムリー・ナントカネット 第11回 ウォルト・ボズニー
     第12回 海原坊山
               
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