知ってるつぼり !?

 〜 偉人たちの素敵な足あと 〜


   
       

  
    第6回

 坊之津 満成



   〜 酒と女をこよなく愛した歌人 〜



          1043   ・・・  坊之津 満太郎の長男として生まれる。

          1050   ・・・  7才にしてナンパを始める。

          1063   ・・・  酒を飲みすぎ、20歳にしてすでに肝臓を病む。

          1069   ・・・  暇つぶしに詠んだ短歌が偶然ヒット。味をしめる。


          1077   ・・・  古今馬歌集を編集

          1099   ・・・  ひも無しバンジ−ジャンプに挑戦。死去。


 

 平安後期に活躍した歌人の一人。 父はプロレスラーとして有名な「坊之津満太郎」。

 坊之津家の長男として生まれる。 幼少時から酒と女に目がなく、近所でも悪い噂が絶えなかった。

 自分の事を「下町の光源氏」とか言っていたとかいなかったとか。

 20歳にして医者から酒を止められる。 そしてすでに愛人が9人もいたらしい。

 満成26歳。 彼は本当にヒマしていた。 運動がキライだったので蹴鞠にも参加しなかった。

 それを見かねた母親(坊之津カトレーヌ) に短歌を薦められたのが彼の転機になった。


 「母上、歌とは何ぞ?」

 「はぁ!? アンタ、バカ? 古今和歌集とか万葉集とか知らないの?」

 「なんだそれ? うまいのか?」

 「はぁ!? アンタ、バカ? 酒と女の事しか知らないの? 超ベストセラーじゃないの。」

 「ふーん。 本屋でちょっくら立ち読みしてくるなりよ。」


 こうして近所の本屋で初めて「歌集」を見た満成。

 「おお。これなら簡単そうなりよ。」

 こうしてできたのが後世に語られるほど有名な短歌である。


 暇すぎて 母にも怒られ 歌を詠む だけど歌より 酒が好きなり


 満成34歳。 彼は自身の数点の歌と知り合いの歌を集め、「古今馬歌集」を編集する。

 もちろん名前の由来は、母の「アンタ、バカ?」から取ったものである。

 中身はほとんど「女」と「酒」に関する短歌であった。 

 「子供に見せたくない本ランキング」にて、鎌倉時代中期までナンバー1を守った。

 1099年・・・ 満成56歳。 彼は「第1回 ヒモ無しバンジ−大会」にて命を落とす。

 飛んだ瞬間、彼には天国の母の声が聞こえたのだとか。 ・・・「アンタ、バカ?」 と。


  酒を呑み 女に溺れ 空を見る
      まことに弱きは 男とぞ知る

 
                        〜 坊之津 満成 〜




 
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